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  • 執筆者の写真椛丘 麗歌

風邪

コロナはその王冠に似た風邪ウイルスの形状からつけられた、ラテン語由来(corona王冠の意)の名前です。風邪を総称する名前と言ったほうが良いでしょうか。


今猛威を振るっているのはCOVID-19(2019年発生の風邪)の変異種オミクロンと言われています。




当院でも風邪の患者様を診ることが多くなりました。


風邪にかかりにくくする方法

1 かねてから、暴飲暴食を避ける。

 消化器を傷めると体が弱り、感染症にかかりやすくなります。

2 暴飲暴食気味の方は、3日に1回くらいは小食の日を設けて、消化器を休ませるという対策を取られ ることをお勧めします。

  この方法は、消化器だけでなく、消化に関わるすべての臓器をいたわることにもなります。

3 健康維持のための鍼灸治療を受ける。

 元気だと思っていても日々の生活は様々。定期的、あるいときどき鍼灸の治療を受けておくと、落 ち込んだ体調が引き上がり、いつも健康な状態を維持することができきます。免疫力アップで風邪も 引きにくくなり、かかっても軽くて済みます。

4 日光浴をしましょう。

 紫外線は素晴らしい消毒作用を持っています。日を浴びましょう。

わざわざ細工したものだけを大事にしたがる今日この頃、生きとし生けるものは自然の恩恵の中で生 かされていることを、忘れないようにしたいものです。



もし風邪に罹ったら

当院の場合。


症状 発熱、鼻の奥が痛い、喉が痛い、咳が出る。だるい、体が痛いなど。

こうした症状で来院され、風邪と判断した場合、当院の治療では、解熱、各症状の消失まで、1日あるいは2日、たまに3日を要します。


高熱(39°C以上)は治療後の次の日は平熱、あるいは37°C台の微熱にさがります。

扁桃が腫れて唾も飲み込めない状態は、ほんの数秒で飲み込めるようになります。


1日から3日と、解決時間に開きがあるのは、どのように病んでいる体が風邪に感染したかと言うことであり、その病んでいる状態の解決を図り、素早く風邪の回復を図るという方法をとっているからです。

時間をかけた、相当丁寧な治療をしますが、一回の治療で、嘘のように元気になります。

体調のひどい方は、念のための3日目の治療をすることがあります。


赤ちゃん、幼児、お子様の風邪は、持病もないことが多く、高熱を発症していても短い治療時間ですみます。


時間を経て、他の治療歴があったり、重い気管支炎等を発症してからの来院では数日の治療時間を要することがあります。



風邪が治ったら。


解決後1週間は食事に気をつけ、体を労わりましょう。

「生身の体だから」と言う言葉を耳にすることがありますが、その通り「生身の体」なのです。

体が「風邪」と言う怪我をしたのですから、せめて1週間くらいは、何かにつけ自分の体をいたわってあげましょう。

                                     (2022 8/24)


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